vol.134【経営コラム】小規模企業や創業間もない企業様にも財務部長は必要です。

(毎週月曜日配信)経営編
GPC-Tax本部会長・一般社団法人銀行融資プランナー協会
代表理事 田中英司


…財務部長を廉価で使える仕組み!

■中堅以上の企業規模になれば、社長は必ず財務部長を探します。便利で必要だからです。

○投資や経費の増減などを伴う経営判断を行う時には、必ず財務部長に指示します。
『◇◇…したいけど、資金繰りはどうなる?
収益にはどう影響する?』と尋ねます。

○資金調達や銀行対応は財務部長主導で行い、社長は、必要な時にのみ対応します。
資料作りから対応までの大半の業務を財務部長が行います。

○財務部長の継続的な業務はたくさんあります。
売上や経費の状況などを把握しながら、収益、特に資金繰りには注意を払います。資金繰りに窮するような状況にならないように、早め早めに社長に対応策を提言します。

■一方、小規模企業や創業間もない会社に財務部長は存在しません。何故でしょうか?

○不要なのでしょうか?いいえ、必要です。
中堅規模の企業に比べて、財務部長の出番は少なくなりますが、その必要性は変わりません。
必要です。

■必要なのに、何故、雇用しないのでしょうか?

○理由1:コストが合わないからです。
財務部長もピンキリです。優秀なスキルを持ち合わせた財務部長を雇用しようとすると、年収で600~800万円程度は必要になります。小規模企業や創業間もない企業には負担しにくい費用です。

○理由2:オーバースペックでもあります。
毎日財務部長が出社しても、その時間に見合う業務は存在しません。月一回~週一回程度の業務量が見込まれます。こんな勤務形態は難しいですし、この勤務形態であっても、該当する人物が優秀であるなら、月額五万円以下のコストでは済まないはずです。

小規模企業や創業間もない会社にも財務部長は必要であるにも関わらず、財務部長を雇用できないのは、上記の理由です。

■財務部長不在の小規模企業や創業間もない企業は、どう対応しているのでしょうか?

○財務部長の代わりを社長が行っています。
財務に知見の深い社長は、財務部長の業務を自らで支障なく行っています。ただし、本来社長が経営に費やすべき時間を削っています。また、銀行対応などには、わずらわしさを感じておられるはずです。

○多くは、財務部長不在、財務無策な経営になっています。
財務に知見の深い社長はほとんどおられません。財務的知見を持たない状況での経営、財務無策が続いています。
・運?が悪ければ破たんします。
・運?が良ければ乗り切れます。この会社様でも、本当は多くの損(無知の損)をしていますが、それにすら気づいていません。
・財務部長を雇える規模になれば、財務部長を雇用します。薄々、その必要性を理解しているからです。

■小規模企業や創業間もない企業にも、財務部長機能を提供します。

我々『新・税理士』は財務部長が必要とするスキルの習得に励んでいます。
税務申告業務+『財務・金融』分野のスキルです。多くの事例研究を経て、有事である金融機関対応ノウハウも豊富です。多くのクライアントの『財務部長業務』を兼任するため、ある意味幅広い知見を有しています。また、税務顧問業務の中で、企業様の経営数字を継続的にお預かりしています。試算表としてまとめ上げています。この数字と継続的な関係を上手に利用すれば、貴社の財務部長業務を廉価で代行できます。『新・税理士』が貴社の財務部長業務を代行することが最も合理的です。

■小規模企業や創業間もない企業経営者様

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こんなに便利な財務部長、持ってみると、中堅以上の会社には絶対に存在する理由がよくわかります。また、『資金繰りに窮して苦しむリスク』を大幅に低減できます。
まずは、ご相談ください。

田中英司 (GPC-Tax本部会長・ 一般社団法人銀行融資プランナー協会代表理事)