vol.122【お役立ち情報】補助金の活用をお考えの方に

(毎週木曜日配信)財務編
銀行融資プランナー協会 財務アドバイザー
社会保険労務士 今西章


…補助金の募集が始まる前にしっかり準備しましょう

平成26年度補正予算が成立すれば、直ちにいろいろな補助金の公募が始まります。
多くの補助金は募集期間が短く、またあとの募集になるほど採択率は厳しくなります。

昨年の例でいえば、新ものづくり補助金は1次公募が
2月17日から始まり、3月14日の一次締切、5月14日の二次締切で終了しました。
その後、2次公募が7月1日から8月11日の期間に実施されてすべて終了となりました。

それぞれの募集期間の採択状況を見てみると、
■一次締切分は7,396件の応募に対して2,916件の採択
■二次締切分は15,019件の応募に対して6,697件の採択
■2次公募分は14,502件の応募に対して4,818件の採択
となっています。

また、創業補助金は2月28日から公募が始まり、3月24日までの応募分について先行審査が行われ、6月30日の締切による最終審査で終了となりました。

それぞれの採択状況は、
■先行審査分が1,593件の応募に対して761件の採択
■最終審査分は7,649件の応募に対して2,363件の採択
でした。

募集が始まってから準備していたのでは出遅れてしまいます。
今からしっかり事業計画を練って、募集が始まれば早めに応募できるように準備しましょう。

事業計画書の策定にあたっては、
■なぜその事業を始めるのか。
■その事業、商品、サービスの独自性は何か。
■その事業を進めていくうえでの課題は何か。
■その課題を克服するためにどのように取組むのか。
というプロセスを具体的、論理的に説明することが重要です。

また、裏付けとなる数字や資料等も必要です。
事業計画書の策定にあたってお困りの際には、是非お問い合わせください。

今西章(社労士 銀行融資プランナー協会 財務アドバイザー)