vol.588【お役立ち情報】IT導入補助金2023デジタル化基盤導入枠について

…補助金の申請受付スケジュールが更新されています。

(毎週木曜日配信)財務編
銀行融資プランナー協会 財務アドバイザー
社会保険労務士 今西章

IT導入補助金2023デジタル化基盤導入枠(デジタル化基盤導入類型)は、中小企業・小規模事業者等が会計ソフト・受発注ソフト・決済ソフト・ECソフト、PC・タブレット、レジ・券売機等を導入し、労働生産性を向上させるとともにインボイス制度も見据えたデジタル化を進める場合に、ITツールの導入費用の一部を「通常枠」よりも補助率を引き上げて優先的に支援してくれるものです。
15次の申請受付は12月25日で締め切られますが、その後も16次:1月15日締切、17次:1月29日締切と受付期間が更新されています。
インボイス制度も見据えたデジタル化をお考えの方はご検討ください。

概要をみておきましょう。

■補助対象者の要件

補助対象者となる中小企業・小規模事業者等の主な要件は次のとおりです。

(1)日本国内で法人登記され日本国内で事業を営む法人、または日本国内で事業を営む個人であること。

(2)申請の直近月において、申請者が営む事業場内の最低賃金が法令上の地域別最低賃金以上であること。

(3)gBizIDプライムアカウントを取得していること。

(4)独立行政法人情報処理推進機構(IPA)が実施する「SECURITY ACTION」の宣言を行っていること。

(5)中小企業庁が実施するデジタル化支援ポータルサイト「みらデジ」における「みらデジ経営チェック」を行っていること。

■補助対象事業

労働生産性の向上に資するとともに、インボイス制度も見据えたデジタル化を進めるために、会計ソフト・受発注ソフト・決済ソフト・ECソフト、PC・タブレット、レジ・券売機等のITツールを導入する事業が対象となります。

■補助対象経費

ソフトウェア購入費、クラウド利用費(2年分)、導入関連費、ハードウェア購入費が対象となります。

■補助金額・補助率

補助対象ごとに次のような補助金額・補助率となります。

(1)ITツール(ソフトウェア・オプション・役務)
補助金額:5万円以上350万円以下
補助率:補助金額50万円以下の場合は3/4以内
    50万円超350万円以下の場合は2/3以内

(2)PC・タブレット等
補助金額:上限10万円
補助率:1/2以内

(3)レジ・券売機等
補助金額:上限20万円
補助率:1/2以内

補助金の申請をお考えの方は、まずは、事務局が認定したIT導入支援事業者と、導入したいITツールの選定から始めてください。

詳しくは以下の事務局ホームページからご確認ください。
https://it-shien.smrj.go.jp/

最後まで読んでいただき、ありがとうございました。

今西章(社労士 銀行融資プランナー協会 財務アドバイザー)