vol.174【お役立ち情報】エネルギー使用合理化等事業者支援補助金について

(毎週木曜日配信)財務編
銀行融資プランナー協会 財務アドバイザー
社会保険労務士 今西章


…既設設備の更新をお考えの方は早めにご検討ください

省エネ関連の補助金の中で、ここ数年継続的に予算措置がされている補助金に「エネルギー使用合理化等事業者支援補助金」があります。

平成28年度予算要求においては、平成27年度当初予算額(410億円)の3倍以上となる1,260億円の予算を要求しているようです。

この補助金は、工場・事業場等における既設設備・システムの置き換え、製造プロセスの改善等により、省エネルギー化を行う際に必要となる費用の一部を補助してくれるものです。

平成28年度は、工場・事業所単位での省エネ効果等を目的とするものだけでなく、「設備単位」の省エネ効果等で申請できる簡素な制度を新設して、省エネ効果が高いものの自力での投資が困難な設備の更新を重点的に支援する予定です。

これまでは、設備の更新により工場・事業場全体のエネルギー使用量においてどれだけの省エネ効果があるのか等をデータで示すために細かな資料の提出が必要で、公募期限(平成27年度の公募期間は6月19日から7月15日までの一か月弱でした)に間に合わなくて申請を断念するということもあったようですから、今年はチャンスかもしれません。
設備の更新をお考えの方は、早めに検討、準備をされてはいかがでしょうか。

平成27年度の補助金の概要を確認しておきましょう。

■補助対象事業主
事業活動を営んでいる法人および個人事業主が対象

■補助の対象となる事業
◇省エネ設備・システム導入
 工場・事業場等における既設設備・システムの置き換え、製造プロセスの改善等の改修による省エネルギー化事業
◇電気需要平準化対策設備・システム導入
 工場・事業場等における既設設備・システムの置き換え等により、電力需要平準化時間帯の電力使用量を削減する事業

■補助対象経費
◇設計費
 機械装置、建築資材の設計費やシステム設計費等
◇設備費
 機械装置等の購入、製造、据え付け等に要する費用
◇工事費
 補助事業の実施に不可欠な工事に要する費用

■補助金額
補助対象経費の1/3以内(エネルギーマネジメントシステムを導入する場合は対象経費の1/2以内)で、1事業の上限は50億円(下限100万円)

平成28年度の公募要領は未定ですが、募集期限までに申請できるよう、今から準備、検討されてはいかがでしょうか。

今西章(社労士 銀行融資プランナー協会 財務アドバイザー)